「安くて美味しい!」大衆の味。受け継ぐ意思。
2022年10月、前オーナーが引退を表明。「やり切った。」「このままお店を畳もうかとも思っていた。」お客様は言う。「この味を残して欲しい」「これからもピヨのカレーが食べたい」閉店を惜しむ声が多数寄せられていました。ならば、「継ぐ者がいれば譲ろう」ということなったのです。 当社が真っ先に手を挙げました。「ピヨの大ファンです!」そんなスタッフが社内にいたのです。「継ぎます。ピヨを残しましょう!」ビジネスではなく“魂(ソウル)”の赴くまま。ファンからの愛ある言葉に応えるために。「We Love “PIYO”」。魂を引き継ぎ、ソウルフルなラブソングを唄いあげます。
INFORMATION
レシピの継承。
そして革新のエッセンス。
融合。
私たちがまず取り組んだのは「レシピ」をしっかりと受け継ぐこと。「ピヨの味」を寸分違わぬよう引き継ぐこと。しかしこれが存外に難しかったのです。「何を使う」かはわかっているのですが、「タイミング」と「どんなふうに」をデータ化するのがとてつもなく大変な作業だったのです。
《スパイスを“どのタイミングで入れるか”。
“何に香りを移すか”。》
スパイスは油に香りを移すのか、水に溶かすのか、でも全く香りの出方が変わります。レシピ化を依頼したスパイス屋さんにも言われました。「この味を再現するのは無理です」と。
ピヨの味は奥が深すぎるのです。“感性”が最も奥に隠れた“隠し味”なのです。
門外不出、一子相伝なんて言葉もピヨに関しては、まんざら嘘ではないのです(苦笑)。
何度も何度も、足を運び、キッチンに立たせてもらい、手取り足取りレードル取りで、教わり続けました。1つ1つのメニューには目には見えない手間暇が驚くほど隠されたいるのです。びっくり!!